2011/04/27

まりちゃんとの約束

大会の全日程も終了し、島はまた
いつもの静かな島に戻りつつあります。

仕事も生活も平常どおりですが
私の中ではまだまだ余韻に浸っております。

ところで今回の大会で、私にはどうしても
果たさなくてはいけない約束がありました。

それは
“まりちゃんに、私のゴールを観てもらう”という事です。


まりちゃんは28歳。
お仕事上ではありますが、もうかれこれ3年目のお付き合いになります。

若くして寝たきりの状態になり
いつもは自宅で過ごしているまりちゃん。
意志の疎通は辛うじて出来ますが、まぶたのわずかな動きのみから読み取ります。

まだまだ若く意識は清明なだけに、長い間自分の置かれた状況を受け入れられず
自宅に引きこもる毎日でしたが
「トライアスロンのゴールを観に行く」を目標に
一年ほど前から外出訓練をしてくれていました。

私はトライアスロン実行委員会にお願いし
まりちゃんのストレッチャーを当日のゴール会場に搬入させていただく許可を頂きました。
事務局長の計らいで来賓席での待機が叶い
まりちゃんとそのご家族には快適に観戦してもらうことが出来ました。


今回、途中途中できつくなっても
「まりちゃんがゴールで待ってるから…!!」と
何度も自分を奮い立たせる事が出来ました。

ゴールに入った時、まりちゃんの名前を何度も呼びました。
まりちゃんの耳に届いたはずです。
まりちゃんのストレッチャーは、トラックぎりぎりまでやって来て
私のゴールを迎えてくれました。


まりちゃんのお父さんもお母さんも
「すごいね、すごいね!」
「こんな日が来るなんて、奇跡みたいだね!」と
大喜びしてくれました。

「どんなことも”簡単だよ” ”できるよ”って言ってくれることで
自分たちの意識をかえることができて、外出成功につながったんだから・・・
ほんとにありがとう」 と、スタッフの皆さんに感謝を述べておられたそうです。

いえ、お礼を言うのは本当にこちらの方です。
まりちゃんから、すごい力を貰いました。

まりちゃんは、今後は今彼女が感じている想いを、もっとたくさんの人たちと共有したり
伝えてあげることが自分の役割にもなっていくと思っているそうです。

まりちゃん。
お互いに、お互いの役割を頑張っていこうね。
これからもどうぞよろしく。

編集5~1

まりちゃんとご両親・看護師、ヘルパーのみなさん。
一年外出訓練を頑張ったまりちゃんに、なんと市長さんから
メダルの贈与がありました!!
ステキな演出に、これまた心から感謝します♪
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島の暮らし | Comments(6) | Trackback(0)
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