2014/05/21

一年間、響き続けた言葉。

大会が終わって既に一ヶ月経ちました。
なんだかあっという間で、もう自分が実際に大会に出場した事も
日々の多忙さに取り紛れてしまいそうな頃、
ヒデコおばぁに再会しました。

私の顔を見るなり、破顔一笑。
そしてこの島の方言で
「良かった!本当に良かった、あんたは今年は頑張ったね!
ずっと観ておったよ、ずっと応援しておった!!」
と言ってくれました。

その笑顔を見て、私は思わず
涙ぐみそうになってしまいました。

ヒデコおばぁは御年93歳。
私がトライアスロンを始めた15年前から、ずーーーっと私のことを
応援し続けてくれています。
トライアスロンだけでは無く、地区の陸上競技会やマラソンなども
きちんと結果を確認しては、後日たいそうお褒めの言葉を下さいます。
この島のオジィオバァは、陸上競技を観戦するのが好きらしく
走るというだけで遅い私でも随分と褒めてもらえるのです。

そのヒデコおばぁを、一度だけ
泣かせてしまいました。

去年のストロングマンは完走できなかったのですが、自分の中ではデュアスロンになったことも有り
それほどの悔しさは無かったのです。

ヒデコおばぁに会うまでは。

ヒデコおばぁは去年の大会の後、私に会った時に言いました。
「あんたはなんで完走出来んかったか?!頑張らんかったか?」
「ごめんねー。頑張ったんだけど完走出来なかったよ。来年は頑張るね!」
他の人に言うのと同じように、半ば決まり文句のように返事した私に
ヒデコおばぁは涙がいっぱい溜まった目を向けてこう言いました。

「来年・・・来年はおるかどうかも分からんのに!」

一瞬の間を置いて、ヒデコおばぁの言った言葉の意味が解った時
私は頭を殴られたような衝撃を受けました。

来年は分からないよ、自分は生きているかどうか分からないんだよ、と。

・・・私達は“明日は必ず来る”と信じて疑っていないですよね。
でも本当は、93歳のオバァに限らず
明日が必ず来るという保証は誰にも無いはずなんです。

それに気づかせてくれたヒデコおばぁに心から感謝しながら
来年は必ず完走した姿を見せるんだ!と
頑張った一年は見事に報われました。

そして来年のために、私はもう始動しています。
今日やれることは明日に延ばしません。
毎日毎日、今日をきちんと生きていくこと、
誰にも恥ずかしくない日々を過ごすこと。

今年度もそれを目標に頑張っていこうと思います。

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恥ずかしがるヒデコおばぁを説得して
一緒に写真、撮ってもらいました


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