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2015/01/15

第25回宮古島ワイドーマラソン・100kmの部(長文注意(;・∀・))

ワイドーマラソンは平成12年から旧上野村が主催しており
100km/50km/21kmを全てドイツ文化村ゴールにする大会にした時、
私は当時の実行委員会のメンバーの一人でした。

そして走り始めるようになってからは
まずはハーフを仮装でのんびり。
ムスメに仮装を禁止されてからは(苦笑)もっぱら50kmの部に出場していましたが
その時にいつも前後で走っている
白いゼッケン=100kmの部出場の選手がみんな、ヘロンへロンに疲労困憊している姿を見ていて
ヘンタイだ」と畏敬の念を抱きこそすれ、
「100kmに挑戦しないの?」と言われたら、首がもげるほど左右に激しく振ってました。

ただ、回数を重ねていくうちに
あの白いゼッケンに仄かな憧れを抱くようになったのは確かです。

そして、50kmの部出場が10回目になった去年、
「来年は50歳になることだし、節目の年齢に100kmに挑戦してみよう!」
密かに決意しました。

一度限りの挑戦のつもりでしたから
出来る限りの努力と練習を積む!そう決めてからは
GWから少しずつ練習を始め、灼熱ランや超LSDなどを重ねてきました。
でも真夏の練習はキツかったし単独走はいつもヘロヘロになってしまい
練習を重ねれば重ねるほど、100kmへの自信は遠のくばかり。

「100km出場するなんて、公言しなきゃ良かった・・・

それでも60km走まで距離を伸ばせた時は
ほんの少し、光が見えてきた気がしたものです。

なのに自分でも滑稽なほど、大会一ヶ月前から前日までは
ものすごくナーバスになっていました。
何せ100km。
自転車練習でさえキツい距離。
それを自らの脚だけで?!
練習は積んできたつもりですが、どうにも自信が持てなくて
周りに泣き言ばかり漏らす日々でした。
思い返すと恥ずかしい限り


そして当日の朝。(というか午前2時
起きて外を見たら、とても綺麗な月夜でした。

その月を見た瞬間、何故か
「うん大丈夫、今日の私は行ける!」と確信し
そこから、それまでのネガティブな気持ちが嘘のように切り替わり
しっかり戦える、レースモードになっていきました。

午前4時。
スタート1時間前。

今年から下地運動公園に変わったスタート会場は真っ暗で、何がどこにあるかよく分かりません。(;´Д`)
荷物を預ける場所を探して右往左往したり
真っ暗な中LEDライトを頼りにトイレに入ったり。
それでも、こんな時間にこれだけのたくさんの人が居ることに
気持ちがどんどんアゲアゲになっていきました。
地元メンバーと写真を撮り、再びこの場所に戻ってくる事を誓い合って
スタート地点へ。

午前5時。
号砲と共に、100kmの部スタート。
長い長い一日の始まりです。

トライアスロンのように島をあげての応援、という訳には行きませんが
それでもこんな早朝から、トライアスロン仲間や友人たちが沿道で応援してくれています。

「このスタートラインに立った全員が、みんな島一周してここに戻ってこようとしているんだ。
まだ夜も明けてないのに、こんなにたくさんの人達と一緒に走るんだ。
みんな、おバカちゃんだ'`,、('∀`) '`,、」

ハナから、自分一人の力で走りきれるとは思っていません。
これから行く道全てにある、全てのものに力を借りて行くつもりでした。

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それにしてもスタートしてからずっと
周りに人が必ず居てくれる、この状況が嬉しくてたまりません!!
地元ですから練習では何度も何度も走ったこの道を
こんなにたくさんの人と一緒に走れる幸せ♪

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カメラを向けられれば笑顔で応える。
応援をいただければ、笑顔で返事する。

とにかく、笑顔!笑顔!!

決してネガティブな事は考えず
全てをポジティブに考える!!
これは事前から絶対守ると決めていたレース中の決め事の一つでした。
そして100kmと考えず、5km×20回と考えて
5kmごとのエイドではしっかり止まり、気持ちを切り替えることを心がけました。

・・・ら、

スタート~池間経由~支援学園前の50km地点に
予定通過時刻の40分以上前に到着しちゃいました!
これは自分でも予想外。
50kmの部のスタートに間に合ったので、そこでまた友人たちにたくさん会えて
それまでもアゲアゲだったテンションがさらにあがります。

暗くて涼しい中走ってきた50kmは何だかあっという間に感じ、
残りの50kmも、ロングのトライアスロンで長いバイクを終えたランと捉えれば
なんてことないはずさ!

・・・が。

そうそう全てが順風満帆に行くわけがありません。
なんせ初100km。
そこから今まで順調だったペースが、どんどん遅くなっていきます。
小刻みなアップダウンが続き、上り基調の南静園~比嘉までは
5kmごとのエイドでしか止まらないと決めた約束事を
いとも簡単に破り、全てのエイドで止まりました
エイドでの滞在時間も、少しずつ長くなってしまいます。
ラップを刻むガーミンのタイムも、どんどん長くなってしまいます。

もう、この辺は距離表示の看板とかをあえて見ないようにしていました。
「あと◯キロもある」とか考えると、ネガティブな気持ちになってしまいます。
なので、去年の末にやった職域駅伝大会や
トライ仲間とやった長距離走の楽しかった思い出に浸ったり
“2014年の楽しかったこと”を1月から順に脳内再生してみたり
好きな歌をフルコーラスで歌ったり
しりとり始めてみたり。

完全に色々な妄想の世界に入りましたソレハソレデタノシカッタ

その妄想すら出来なくなってきたのが、東平安名崎の前あたり、
70km過ぎぐらいからでした。

さすがにあちこちイタイ。
さすがにあちこち疲れてきた。

それまで、それでも辛うじて走れていた脚が
とうとう止まりました。
なんてことないあの緩やかなアップダウンを前にして
歩きが入り始めたのです。

風も強くないし天候だって悪くない。
何度も灼熱ランで通った東平安名崎で歩き始めてしまったのが悔しくて
涙が滲んできました。

ちくしょー。

ちくしょー。


それでも、今回は何故か
「私、今日は完走出来ないかもしれない・・・」とは一度も思いませんでした。
フルやトライアスロンの大会では一度ならず頭をよぎるこの思いが
不思議なぐらい起こらなかったのです。
それは恐らく単純な理由。
残り時間も十分にあったし、何より心がそこまで折れてはいなかったから。

それに自分で気がついた時、

歩け。
歩きたかったら、歩け。

とにかく、確実に前に進みさえすればいい。


そう気持ちを切り替えることが出来て、
気が済むまで歩きました。

そして、ようやく辿り着いた80kmのスペシャルエイドで
手に取ったエナジージェルに書かれたこの言葉。

IMG_2389.jpg

“練習を思い出せ!”

えぇ。これ自分で書いたんです'`,、('∀`) '`,、

でも、その時の自分に超・響きました。

「そうだ、思い出せ自分!
暑い真夏にカラッカラになりながら、何度も通った七又海岸だ!

(ちなみに、このジェルもったいなくてその時飲めなくて
しばらく持って走り、結局持ち帰ってきました~)


ひとしきりズビズビ鼻水垂らしてからスタートしたら

来ましたっ!!
アンヨの復活!!!!


アップダウンを利用して、走れるところは走る!
上りはキツければ遠慮なく歩く!
この作戦で、遅いながらもペースは何とか目標からかけ離れた感じにはならず
何とか辛い場所を繋ぐことが出来ました。

IMG_2380.jpg

アゲアゲな気持ちもずっと途切れません。
とうとう残りヒトケタの距離になり、最後の3km辺りで綺麗な夕焼けを見ました。

そういえば、綺麗な朝焼けも見たなぁ

一日よく遊んだなぁ。
正直、走りと歩きを交互に繰り返す後半戦になっちゃったけど
それでもホントに楽しかったなぁ。

最後のエイドで、「これで終わっちゃうなんて何だか寂しいですねぇ」と
別のランナーさんに話しかけたら
「コイツとうとう頭イカれてないか」みたいな表情されました

5km手前ぐらいから、原付で並走してくれるトライ仲間と談笑しながらずっと来られたので
最後の1kmはきちんと走る余力が残りました。

最後はちゃんと、走って元気にゴールしたい!

既に薄暗くなってきた中、誘導員に案内された先には
朝通り抜けてきたゲート。
それまでの道中、何度も何度も応援してくれた
練習仲間と一緒に直線を駆け抜けて

IMG_2382.jpg

眩しい光の中へ、ゴール!(逆光だ)

13時間37分。
えらく時間がかかってますが、
それでも走っている間は不思議なほどあっという間に感じました。
そして、とにかく
「楽しかった、ホントに楽しかったなぁ!」しか思わないゴールでした。

kansosho.jpg

朝早くから駆けつけて応援してくれたみんな、ありがとう。
沿道で追いかけてくれて声援を送ってくれたみんな、ありがとう。
島に向かって、走っている私に向けてたくさんのパワーを送ってくれたみなさん、ありがとう。
長い時間選手のお世話をしてくれたボランティアのみなさん、ありがとう。

そしていつものように私を見守り、その日一日しか出せない力を出させてくれた
宮古島の神様。心から、感謝します

おかげさまで、立派なヘンタイになれました。
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